株式会社B4F様 BrainPad VizTact導入事例

オペレーション事業部長 楊 洋 様(写真中央)
  • VizTact
  • ブレインパッド

EC運営のイノベーションには
データからファクトを発見し続ける事!
データは経験値・商習慣・言葉の壁を越える。

株式会社B4F様
【業種】Eコマース
【事業内容】ECサイト「MILLEPORTE」の運営

事例のポイント

導入時のお悩み

 400万人の会員一人ひとりに合ったコミュニケーションの精度を上げるための方法がわからない

活用方法

LTVを高めるための要因分析

・ 誕生日特典とカートリマインドキャンペーンメール反応する要因分析など

VizTact選定理由

統計学やプログラミングの専門知識がなくても活用でき、分析や要因をスピーディーに表現してくれるツールだから

導入効果

データから多くの発見、気付きを得られたことで、データを基にした対話ができ、経験や勘に縛られることなく、若く、多国籍なマーケターたちの活動の場が拡大


―「MILLEPORTE(ミレポルテ)」はどのようなサービスですか?

MILLEPORTEは、ファッション、ライフスタイル、グルメ・ワイン、キッズ用品を扱うオンラインブティック(EC)です。
日本でサービスを開始して10年が経ち、取り扱いブランドは国内外あわせて累計4000を超えています。現在の国内会員数は約400万人になります。
対象は、メインが女性で、ブランド商品をファミリーセール価格で販売しています。

―どのような特長がありますか?

百貨店で取り扱うようなブランドをラインナップしているのが特長のMILLEPORTEですが、弊社は実店舗を持たないために活動の場がECに特化しています。
そこで、多くのお客様が百貨店でお買い物されるように、ECでもショッピング体験を通じて多くのブランドに出会う場を目指しています。

一般的にECでは、商品の在庫がある限りサイト上に掲載されますが、弊社サイトでは掲載する期間を厳格に設け、会員様限定で一定期間の限定価格で
ご利用いただいています。いわゆる、
「フラッシュセール」というものです。
セールで手頃に購入できることもあって、会員様の60%はデザインなど気に入れば初めてのブランド
も、購入するという体験をしています。

―EC運営上の課題は何だったのでしょうか?

ECで会員様とコミュニケーションする方法として、まずメールが挙げられます。
そのため数年前からブレインパッドのProbance(マーケティングオートメーション)を導入しています。
今回さらに、一人ひとりに合ったコミュニケーションの精度を上げるためにセール、メールといった施策を行うことの繰り返しだけではなく、
百貨店のような人間性のある、豊かなコミュニケーションを取るために、振り返りも必要と考えたのです。

これまでは施策の「結果」を知ることはできていましたが、「分析」にまでなかなか手が回りませんでした。
結果を知ること、つまり可視化することについては、BIツール「Tableau」等を活用していました。
ただ、可視化されたデータを見て、我々マーケターがどういった気づきを得るのか、非常に難しかったですね。
ましてや、統計の知識がないマーケターなら尚更分析まで実行はできません。

毎日10~20ブランドのセールを行っているので、会員様の反応、売上といった様々なデータが大量に集まっています。
大量に集まったデータから新たなコミュニケーション方法を発見する分析や、コミュニケーションの改善のために何がお客様にとって良くて、
何が良くなかったのか、そして、どうすれば次の施策に活かす事ができるのかの“的を射た気づき”をデータから得たかったのです。

―そんな中、なぜ拡張分析ツール「BrainPad VizTact(※以下、“VizTact“)
を導入したのですか?

統計学やプログラミングの専門知識がないマーケターでも分かりやすく活用でき、施策を改善するための分析や要因を表現してくれるツールだったからです。機械学習の機能がある分析ツールはとても高価でなかなかすぐに導入できないのですが、VizTactのような、正しく予測結果を出すよりも多種多様な表現で素早く気づきを得ることがうれしかったのです。

―VizTactを活用し、どのような分析ができてよかったですか?

VizTactを活用し色々と分析を行いました。

特に印象的だったのがLTVを高めるための要因分析ができたことでしょうか。
LTVに影響する会員様1人あたりの年間の購入ブランド種類数や購入回数の閾値に関する気づきをえることができ、また、バラエティにとんだ種類のブランド購入体験をご提供することが肝要だとわかったのです。
前述の通り、会員様の60%はこれまで購入したことのないブランドを購入するという体験をされているため、会員様が未購入であっても好むであろうブランドを効果的におすすめしていきたいと考えています。
この他にも、
・タイムセールの期間と効果の関係
・会員様1人当たり1ヶ月に配信するキャンペーンの種類数
・誕生日特典に反応するお客様と未購入期間の関係性 など
実施したい分析が短時間に沢山行うことができました。今後の施策に活かせるように分析し続けたいと思いました。

そして何より、VizTactの活用を通じてデータの準備の重要性を再認識しました。
今回VizTactによる分析支援では、ブレインパッドにご協力いただき、データ活用や分析を促進するためのデータの準備の仕方がすごく勉強になりました。
VizTactの活用と同時に、データレイクの構築を行えた事はイノベーションの為の大きな一歩を踏み出したなと思っています。

また、より“働きやすくなるのではないか”とも思っていますね。
弊社のマーケティングチームは若く、そして多国籍。若いから、経験値がないから物申せないのではなく、データをふまえた対話を行うことで、
異文化間でのコミュニケーション齟齬などがなくなる事を期待しています。

―今後の展開について、何か考えていることはありますか?

まずはMAの施策に、VizTactによる要因分析をふまえた内容を落とし込んでいきたいです。
弊社のフラッシュセールは、1つ50万円の時計を販売する日もあれば、1つ5万円の商品を販売する日もあり、日々の売上に変動があります。
そこでどのようなブランドを組み合わせると一番お客さんに喜んでもらえるか、プラス経営も安定するか、というのは、
最終的にはマーケティングに限らず、会社全体のミッションになっていきます。
その回答を、VizTactを使って導き出すことをしていきたいなと考えています。

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掲載日:2020年4月8日
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